住所正規化コンバータ for PAREA R7

製品概要

日本における住所の表現方法は統一されていません。コンピュータ処理では住所を「文字列」として扱うため、わずかな違いでも異なる住所として認識されてしまうためです。 住所情報は日々変化している為、新しい住所が増えたり、名称が変更されたり、消滅したりしていますが、その情報を追跡するのは困難です。 「住所正規化コンバータ」は、このような住所の 『ゆれ』 を吸収し、様々な表記が混在する日本の番号表記を無駄なく手間なく整理します。

住所正規化コンバータ

住所正規化によるメリット

住所を統一表記に変換することで、以下のようなさまざまなメリットがあります。
  • 住所検索の精度が大幅に向上!
  • 顧客情報の名寄せ処理がスムーズに実現
  • 住所入力システムで半角数字指定など面倒な制約を設けなくてもOK!
  • 過去の住所情報も、市町村合併による新地名へ一気に変換!

住所正規化の例

一般的な変換例:漢数字、全角数字、都道府県名の補完

入力住所:品川区西五反田七ノ二二ノ一七 ABCビル5階
正規化処理後:東京都 品川区 西五反田 7-22-17 ABCビル 5階


地割:地割は「半角数字」に変換

入力住所:岩手県西和賀町穴明22地割14-3AAAビル6F
正規化処理後:岩手県 和賀群西和賀町 穴明 22地割14 3AAAビル 6F


表記揺れ:「ヶ、ケ、が、ガ」「の、ノ」「ツ、っ、ッ」など

入力住所:新宿区市ヶ谷本村町三−二三 リビングビル 9階
正規化処理後:東京都 新宿区 市谷本村町 3-23 リビングビル 9


京都の通り名

入力住所:京都市中京区木屋町通二条下東生洲町484
正規化処理後:京都府 中京区 木屋町通二条下る東生洲町 484


※例に示した住所は架空のものです。
※その他多くの変換処理が行えます。

その他の機能

住所正規化コンバータは正規化以外にも以下のような機能を提供しています。
  • 住所情報から郵便番号を求める、またはその逆の処理に対応しており、中途半端な住所情報も確実に「使える」住所情報へと変換します。
  • 住所情報を「都道府県」「市町村」「地名」「番地」「建物名」「号室」に分割します。
  • さらに「郵便番号」「市区町村コード」も付与しますので、統計処理などに活用できます。
  • 住所から緯度経度への相互変換(ジオコーディング)(号レベルまでをサポート)に対応しており、GISの分野でご活用いただくことができます。

活用事例

配送業務支援

住所情報を正規化処理(クレンジング)した上で、郵便番号(7桁)・住所コード(5桁)を付与することができます。 配送システムに郵便番号・住所コードを加えることで、配送ミスなどのトラブル防止に役立てることができます。


ネット上の住所入力を簡易化

入力不可の軽減や表記ゆれのリアルタイム修正により、システムへの満足度を向上させます。


エリアマーケティング

住所情報を正規化し緯度経度を付与することで、地図上の正しい地点にプロットをすることができます。 例えば自社会員住所を地図上にプロットすれば、店舗周辺の会員分布状況の調査が可能です。


ローマ字出力

日本語の住所表記を英語・ローマ字表記に変換することができます。 国内の住所情報を海外の本社・支社と共有するために面倒な読み替え作業を省力化することができます。


リバース・ジオコーディング(緯度経度座標に対して住所地名を付与すること)

スマホやタブレットで取得した緯度経度座標を元に、地図表示しなくても住所地名を特定することが可能です。 例えば、訪問販売員や外勤従事者の日報登録を簡便化することができます。

仕様

動作環境

OS環境 Java8以降64bit版 が稼働するOSであれば、基本的にはいずれでも動作します。
Webブラウザ(Chrome等)経由でGUI環境をご利用頂けます。※外部接続する必要はありません。
Java環境下で直接APIを呼び出す以外に VB.NET、PHP/Perl/RubyといったJava以外の環境からもREST API経由でご利用頂けます。
ハードウェア環境 メモリ:8GB以上
ハードディスク容量:10.0GB以上
CPU:Intel Core i5 以上
※パフォーマンス向上のためには、できるだけ高速な CPU をお使いください。

※本製品の新規導入に際しては、上記環境をご確認頂くためトライアルを推奨しております。


製品比較表

機能 リバース ジオコーディング(RG) ジオコーディング プロフェッショナル(GP) ジオコーディング スタンダード(GS) クレンジング プロフェッショナル(CP) クレンジング スタンダード(CS)
住所正規化機能
(番地・号まで)

(番地・号まで)

(番地・号まで)

(番地・号まで)

(大字・町丁目まで)
住所から緯度経度を取得
(番地・号まで)

(番地・号まで)

(大字・町丁目まで)
× ×
緯度経度から住所を取得
(街区まで※)
× × × ×
郵便番号正規化
建物名正規化 ×
API提供

※住居表示の未整備地域(=丁目区分がなく大字地名しかない地域)の街区は対象外となります。

価格

リバース ジオコーディング(RG) ジオコーディング プロフェッショナル(GP) ジオコーディング スタンダード(GS) クレンジング プロフェッショナル(CP) クレンジング スタンダード(CS)
初期料金 5,830,000円 3,454,000円 770,000円 616,000円 286,000円
データ更新料金 3,080,000円 1,870,000円 363,000円 264,000円 121,000円
初年度合計 8,910,000円 5,324,000円 1,133,000円 880,000円 407,000円
  • ※1 価格表は1台のPCでご利用頂く場合の料金となります。
  • ※2 複数端末での利用や、インターネットでの利用時の料金はお問い合わせ下さい。
  • ※3 データ更新料金には、年2回(春・秋)のデータ更新とプログラム保守の費用を含んでいます。
  • ※4 データ更新や複数台ライセンスについては、 にお問い合わせください。

データ更新

データ更新頻度

本製品は、定期的に年2回(春・秋)のデータ更新を行っております
【春版】・・・毎年1月末時点の住所情報と4月末時点の合併情報を反映して、6月末頃にリリース
【秋版】・・・毎年7月末時点の住所情報と10月末時点の合併情報を反映して、12月末頃にリリース


プログラム保守

本製品の更新版には、上述した年2回の更新データとともにその時点の最新のプログラムを提供する費用を含んでおります。


データ更新の契約期間

更新料金にはプログラム保守費用も含むため、更新契約期間はデータ更新契約の締結日ではなく、初期納入日を起算日として1年間となります。 そのため、製品購入後、1年以上が経過してからデータ更新契約を締結するような場合は、更新契約期間は製品納入時まで遡って締結されるため、 1年目からのデータ更新料金が加算されることとなります。また、データ更新契約期限が満了してから1年以上が経過してからデータ更新契約を再開するような場合も、 更新契約期間が満了した時点まで遡って契約再開することとなるため、更新契約が中断していた年数分のデータ更新料金が加算されることとなります。

本製品の更新版には過去の住所情報の累積分と最新プログラムを収録する関係からあくまでも保守料金という性格を含んでおります。 そのため、ご購入・更新されてから複数年が経過した場合は、その経過した年数分の保守費用を申し受けるためとご理解願います。

商品リスト

住所正規化コンバータ リバース ジオコーディング(RG)

5,830,000円〜

オプション有

住所正規化コンバータ ジオコーディング プロフェッショナル(GP)

3,454,000円〜

オプション有

住所正規化コンバータ ジオコーディング スタンダード(GS)

770,000円〜

オプション有

住所正規化コンバータ クレンジング プロフェッショナル(CP)

616,000円〜

オプション有

住所正規化コンバータ クレンジング スタンダード(CS)

286,000円〜

オプション有

提供

国際航業株式会社