「災害復興計画基図(DMデータ)オンライン」は、東日本大震災被災地域における復興作業の効率的な実施や、復興計画の策定を促進することを目的とした大縮尺数値地形図データです。 地図情報は、公共測量標準図式に基づき、数値地形図データ(旧拡張DM形式)として整備されています。本データには、公共測量標準図式取得分類基準表に従い取得された行政界・交通施設・建物・土地利用・地形等の項目が含まれています。
災害復興計画基図では公共測量標準図式に則り、通常の交通施設、建物、土地利用等を表示しているほか、仮設住宅やがれき集積地、休止中の公共施設等も縮尺1/2,500(福島県沿岸部の一部は縮尺1/5,000)で表示しています。 このため、まちづくり計画だけではなく、幅広い復興計画に活用されることが期待できます。また、平野部の湛水域や震災後の等高線(2m間隔)も描かれているので、津波・高潮対策、移転先適地選定等、災害対策地図としても有用です。
災害復興計画基図の作成範囲は、青森県八戸市から福島県いわき市にかけての沿岸部、4県39市町村(約5,320km2)です。
また、国土地理院技術資料として公開されている公共測量ビューア・コンバータを利用することにより、数値地形図の表示確認、各種フォーマットへのデータコンバートを行うことができます。