2万5千分1地形図の等高線から求めた標高データ
数値地図250mメッシュ(標高)は、2万5千分1地形図の等高線から計測・計算し求めた数値標高モデル(DEM)です。収録されているデータは標高のみで、道路や行政界といったその他の地図要素は含まれません。
2次メッシュ(2万5千分1地形図の区画)を経度方向及び緯度方向に40等分して得られる格子(地図上約1cm四方)の中心点の標高値を記録しています。標高点の間隔は南北方向で7.5秒、東西方向で11.25秒となり、実距離で約250mとなります。
標高値は5桁の数値で記録(標高1000mであれば「10000」)されていますが、1桁目(0.1mの位)は0で切り捨てられており、最小単位は「m」となります。また、海部には「-9999」というコードが振られています。
数値地図50mメッシュ(標高)に比べ精度は粗くなりますが、データ量が少ないため、広範囲における利用に向いています。
標高データの利用
数値地図250m(標高)を利用可能な市販ソフト、オンラインのフリーソフト等が多く出回っており、鳥瞰図・展望図等の3DCGの作成、地形の断面図の作成等に多く利用されています。
また、専用のソフトウェアを用意することにより、電波解析・車の燃費計算・カーナビゲーション・フライトシミュレーション等の応用的な利用も可能です。