2mメッシュ標高データは、航空レーザ測量によって取得した標高データから計算によって求めた数値標高モデル(DEM:Digital Elevation Model)データです。
航空レーザ測量とは、航空機(固定翼機、回転翼機)に搭載したレーザスキャナから地上にレーザパルスを照射し、地上から反射するレーザとの時間差より得られる地上までの距離と、GPS測量機、IMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)から得られる航空機の位置を合成した三次元計測により、精密な標高データや地形及び地物の形状を求める新しい測量方法です。
DEMデータは、計測した標高データから、地表面を遮蔽する家屋、道路・鉄道の高架部及び橋梁等の人工構造物や樹木等の植生をフィルタリング処理等により除去したデータを基に、2m間隔に内挿補間計算をして得られたものです。1/2500国土基本図単位に、南北及び東西方向に、それぞれ2m間隔で分割して得られる各方眼(メッシュ)の中心の標高が記録されています。
本製品は、国土交通省国土地理院長の承認を得て、同院の技術資料 D・1-No.456『2mメッシュ標高データ(中越)』 を一般財団法人日本地図センターが複製発行したものです。
特徴
中越地方の詳細な地形データ
2mメッシュ標高データは、平成16年10月の新潟県中越地震の災害状況図および平成16年7月新潟・福島豪雨における災害情報図の資料として作成されたデータです。
DVDにはDEMデータの他、おおよその場所を簡易的に確認することを目的に、空中写真画像データを偏歪修正処理した簡易正射変換画像を収録しています。