細密数値情報(10mメッシュ土地利用)との関係について
宅地利用動向調査では、1981年から首都圏、中部圏、近畿圏の土地利用状況について時系列データの整備を実施し、その成果を細密数値情報シリーズとして過去5時期分の数値データを公開してきました
しかし、調査に使用する基図(縮尺1:10,000)は更新せず、新旧空中写真の比較により変化部のみを抽出して10mメッシュデータを直接更新する手法を用いていたため、精度の維持・向上には限界がありました。そこで、今回の「数値地図5000(土地利用)」では、基図作成工程から全面的に見直し、新手法による高精度化を図って新たな測量成果として公開することになったものです。
従前の細密数値情報作成作業では、1:10,000基図をもとに土地利用現況情報を作成していましたが、数値地図5000(土地利用)の土地利用区域数値データ作成においては、これを1:5,000基図による作業に切り替えて実施しました。この切り替えの初回である2000年のデータ作成では、調査範囲全域について、最新資料に基づく土地利用を調査し、これを全てベクタ化する手法をとりました。この新規での調査・測量により精度の向上が図られることになりました。
しかし、この数値地図のデータは、従前の細密数値情報のデータをもとに更新したものではないため、両データ間の継続性はなく、仮に本データから10mメッシュデータを作成して、従前の細密数値情報のデータと単純比較した場合、意味のない微小な差異が随所に発生し、有意な時系列比較はできない結果となります。