1.JMCマップとは
JMCマップは、もともと国土地理院が整備した国土数値情報の一部を、一定の区画で集約し、データを間引いた「FDマップ」を基にして修正作成されているデジタル地図データです。フォーマットも従来のFDマップ利用者が引き続きご利用できるよう、大きな変更を加えることなく現在もほぼ同じフォーマット形式で作成を行なっています。 2.データ内容データ形式
データはテキスト形式で、英数字はASCIIコード・漢字はJISコードで記録された独自フォーマットになっているので、フォーマットは全て公開されているので容易にデータを解読することができ、地図データとしては比較的単純なフォーマットになっています。 データ項目 線データ
行政界:都道府県界、北海道の支庁界、都市・特別区界、町村・指定郡市区界、海岸線、図郭線 点データ 注記・記号:市区町村名、山岳、峠名、川谷名、海岸名、岬名、島名、湖沼名、海域名、市役所・東京都の区役所、町村役場・指定都市の区役所 ファイル構成 日本全国を2次メッシュ(1:25,000地形図区画)ごとに整備して、1次メッシュ(1:200,000地勢図区画)単位にファイル化されており、全国174ファイルで格納されています。 位置管理 データは標準地域メッシュコードに基づいたメッシュ番号により管理されておりますので、データ内に緯度・経度情報の記述はありません。メッシュ番号から日本測地系の緯度・経度は算出できますので、このメッシュ番号と、2次メッシュ図郭内をX及びY方向に0〜10000の座標値でデータを表現しています。 3.JMCマップ利用公開サイト(例)
この他にも、多くの内部システム等に取り込まれ利用されている事例が多数あります。 4.特徴
全国を共通の精度で、フォーマットが公開されたテキスト形式のデータ、さらに利用制限が比較的少なく、安価なデジタル地図データというのは、おそらく他には無いといえます。 5.刊行範囲
日本:全国 6.価格
全国版 : 73,500円(税込) 提供
一般財団法人 日本地図センター
〒153-8522 東京都目黒区青葉台4-9-6 |